第7回エムラリック作品展 栗原光子さまの作品

2019年カリキュラムレッスンを体験して

第7回エムラリック作品展の最初にご紹介する方は、栗原光子さんです。

栗原さんは坂戸市在住で2014年夏に坂戸教室を開催した時からずっとご参加頂いています。
作品展の参加も2015年5月の第2回作品展(本庄市役所ロビー開催)から6回目です。

こちらは2019年の第6回作品展の作品です。
カリキュラム2019の小皿の全面貼りをカリキュラム化する前に済ませている!という事実を写真で確認して、ちょっとビックリしています。

そんな探求心旺盛な栗原さんですが、夏休み期間は小学生のお孫さんも一緒にポーセリンアートを愉しんでくださいました。
とても懐かしいです。

栗原さんの作品テーマは「2019年カリキュラムレッスンを体験して」ということで…。
※エムラリックのカリキュラムレッスンは、器と習得する技術を規定して、デザインは生徒様のお好みで制作するレッスンです。

「新しい技術や面倒くさい技術、難しい技術を無理矢理やらされる?」と捉えている方もいるかもしれないけど、カリキュラムレッスンを受けると、自分の思う絵柄のデザインを表現に出来るようになります。
現在、カリキュラムレッスンは6種類ありますが、栗原さんは完全制覇してしまいました(汗)

※お孫さんと一緒に坂戸教室でレッスンした時のお写真です。

(お孫さんも真剣にお茶碗を作っていましたね。)

今回はウェブ展示という事で、制作者の栗原さんに製作の裏側や現在の日常の事をインタビューしたいと思います。

松島
松島
まずは作品展に向けた制作お疲れさまでした。

昨年6月から始めたカリキュラムレッスンは、愉しんで頂けましたか?

はい。
初めて技術などもあり大変でしたが、頑張りました!
栗原さん
栗原さん
松島
松島
頑張ってましたもんね。
何といっても、栗原さんが先頭でカリキュラムレッスンを受けてくださいましたからね。

では、作品制作のお話などを聞かせてください。

2020年 WEB展示作品について

ティーポットのカリキュラム+ティーカップ

松島
松島
このカリキュラムレッスンから栗原さんの技術探求の道が始まりましたよね。
初めてのカリキュラムレッスンで、転写紙のまとまっているデザインを敢えて崩すことが愉しかったですね。

もともとの形のまま使う安心感があり、通常レッスンで助言されてもデザインを崩す気にはならなかったのですが、崩して再構成することを強制的(?)にやらされて、思い切りがよくなりました。

一種類だけの転写紙で作品を作らなくても良いと解り、転写紙の組み合わせが自在になって、作品制作の自由度があがりましたね。
このカリキュラムが、次の技術を知りたいと思うきっかけになりました。
金彩もやったことがなかったのですが、カリキュラムに組み込まれていたので初体験でした。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
時には強制も良いものですね(笑)
技術を習得するには必要なことですね(笑)
栗原さん
栗原さん
松島
松島
2つのカップ&ソーサーは #stay home で、ご自宅制作したものですが、いかがでしたか?
ティーポットのカリキュラムのことを思い出して、柄を分解したり、再構成して絵付けしました。
どこを繋いであるか、ばれちゃうかもしれませんけど(笑)

#stay home 期間中に自宅で結構作りましたが、良い気晴らしになりましたね。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
基本的なことをマスターすれば、どなたでもご自宅でポーセリンアート時間を作れますもんね。

カップ&ソーサーも、それぞれデザインに工夫があって、とても素晴らしいです。
これは売れますね(笑)

売れますか?
それは嬉しい褒め言葉です。

売らないけど(笑)

栗原さん
栗原さん

スープチューリンとココットのセット

松島
松島
このスープチューリンは最新作ですよね。
ふた付きの器が教室でとても流行りましたね。
このスープチューリンも教室がコロナ休業中に自宅で制作しました。
難しい柄かなと思いましたが、始めたら自由にデザインできました。

ティーポットのカリキュラムの効果を感じます。
スープチューリンは自宅用です。スープチューリンは、電子レンジ料理にとても役に立ちますね。
野菜炒めやブロッコリーの加熱によく使います。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
ココットはお孫さん用とおっしゃっていましたよね?
はい、二つ制作したココットは、孫へのプレゼントの予定です。
ただし孫が三人いるので、作品展後にもう一つ追加で作りたいなぁと思っています。

ブドウ柄の転写紙はハート型に並んだブドウが可愛らしくて買ったけど、上のティーポットのカリキュラムレッスンを受けていなかったら宝の持ち腐れになるところでした(汗)

繋がった柄を分解して内側に貼るのは初めてで、ちょっとコツがいりましたけどね。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
内側のカーブに沿わせて貼るのはコツがいりますからね。
でも、きれいに仕上がってますよ。

ココットは小さなスープチューリンとして調理に使えますよ。

ストライプのカリキュラム シックで豪華な三点セット

松島
松島
このカリキュラムは何が一番大変でしたか?
今まで小さめの器を作っていて初めて大皿を制作したので、ストライプをリム部に貼るのにとても苦労しましたね。

ここでもストライプの上に違う柄を貼ったり、柄を飛ばしたり、ストライプ貼り以外の新しいことを学びました。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
今白くなっているリム部の縁に更にラインを入れることもできるので、まだまだ楽しみが続きますよ。
そうなんですね。
追加加工できるなら、いつかやってみようかしら。
栗原さん
栗原さん
松島
松島
それに、この大皿でしたらお料理はもちろん、クリスマスやお誕生日ケーキのプレートになりますね。

塗りのフルーツ籠カリキュラム

松島
松島
スポンジングで器の縁の色付けでしたね。
このフルーツ籠は昭和に作られたのモノで、今では貴重な器だそうですよ。

指ではじくと「キーン」と高い音が出ます。

上絵の具で塗るのは初めてでした。
きれいに仕上がりましたが、絵具より転写紙の方が好きかなと…。

お絵描きはちょっとなぁ…と思っちゃいます(笑)

栗原さん
栗原さん
松島
松島
お絵描きはほとんど皆さん手を付けませんから、大丈夫です(笑)
あれをしろ!これをやれ!と強制されると嫌になるけど、エムラリックは選択肢の中から好きなことを選んで出来るから良いのかなと思います。
栗原さん
栗原さん
松島
松島
栗原さんに選んでいただけるような新しいカリキュラム作り、頑張ります(笑)

切り絵カリキュラム ダリア

松島
松島
これはどのくらいの期間掛かったんでしたっけ?
12月に始めて2月に終わった大作です。
切り絵の本からデザインを選び、下絵の写し、葉脈のカットして…。
どうなるかと思いましたよ(笑)

でも、版画をやっていたので版画の多色刷りと同じようなイメージかなと思って制作しました。

転写紙の色を入れる段階で「やっぱり版画とは違う」どうなることか!?と思ったり、まだ終わらないんだと思いながらコツコツ制作しました。

色の組み合わせや立体感をどう出すのかとても悩みましたが、丁度いい転写紙があって良かったです。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
線が細くて抜きが多い下絵でしたからね。
転写紙の配色がとても華やかで立体感が出ていて素敵です。
お刺身が似合いそう。
切り絵の線がどんどん細くなってしまい、どうしようかと思いました。

白身の魚のお刺身とか良いですね。
柄が透けて見えますね、きっと(笑)

栗原さん
栗原さん
松島
松島
笑。ですね。
このカリキュラムはやってみていかがでしたか?
とても制作は時間が掛かりましたが、自分で選んで難しいのをやって良かったと思いました。
技術的な先入観なしに、やってみたいものをやってみるのが良いですね。

難しいものに挑戦したからこそ、失敗して何かを省くとか、間違いを誤魔化すとか、上手く手抜きをするのも学べましたし。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
うんうん。
私の作品を見て、次に切り絵カリキュラムをやりたい人が出てきてくれたら嬉しいですね。

切り絵は難しいのをやった方が良いです。
転写紙貼りとは達成感が違います。

知らない世界に触れた感じで、既成の転写紙を貼るだけではないポーセリンアートの奥深さに触れた気がしました。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
それは良かったです。
見ごたえある作品ですよね。
本当にやってみて良かった。
愉しかったです。

今作品を見ると、この部分はもう少し工夫できたかなと思うところもありますが、作品展後はまた新しいカリキュラムにチャレンジするつもりです。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
栗原さんの向上心。
すごいですよね。
なんでもやってみないと分からないもんですね。
栗原さん
栗原さん
松島
松島
これからは、覚えた技術を組み合わせて、転写紙・絵具塗り・切り絵の技術を駆使して自由にいろいろな作品が作れますよ。
次のカリキュラムを楽しみにしています。

最近は、最初の頃の作品が「うーん、違うな。今だったら、もっと違うように作れるのにな」と思うことがありますよ。

使ってる転写紙に合う柄があったら追加しようかと思ってます。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
はい、愉しみながらやりましょう。

ううう、私も新しいカリキュラムを組み立てないと!

ポーセリンアートとの出会い

松島
松島
ところで、栗原さんがポーセリンアートを始めたきっかけは?
もともと工作系のクラフトが好きで、いくつかの趣味を持っています。
エムラリックのポーセリンアートとの出会いは、2014年夏の埼玉県坂戸市商工会婦人部の体験会で、フリーカップを制作しました。

その後、引き続き坂戸教室でレッスンを開始しました。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
ポーセリンアート歴6年になるんですね。
長くやってみていかがですか?
ポーセリンアートは思考力がつき、前向きになると感じています。

本当に集中できるので、終わった後に頭がスッキリします。
充実した感じになりますよ。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
うん、確かに。
手先を使い、頭を使い、今後は転写紙や色の組み合わせを考えて、更に脳力アップになると思います。

自宅で作品を日々使いながら、最初の頃の作品との違いをしみじみ感じます。

今作ったら、ぜんぜん違うだろうなと思いますね。

栗原さん
栗原さん

今回の作品展について

松島
松島
栗原さんは、本庄市役所開催の第2回作品展から参加して頂いていますね。

今回、新型コロナウィルスの件で、急遽オンライン展示会に切り替えましたが、どう思いましたか?

今年の作品展は新型コロナウィルスのことで会場開催が出来なくて、とても残念です。

平日午後のアトリエレッスンでは、他の会場でレッスンしている皆さんとお会いする機会が少ないので、皆さんに会うのも、皆さんの作品をナマで見るのも、会場に出掛けて行くのも毎年楽しみにしていました。
来年の作品展は、みんなで集まって会場で開催したいです。

栗原さん
栗原さん
松島
松島
どうもありがとうございます。
私も栗原さんのお稲荷さんが今年も食べられるものと思ってましたよ。(笑)

来年の楽しみですね。

栗原さんは、向上心と決断力があり、手先も器用。エムラリックで一番のカッターナイフの使い手です。
生徒さまの中でも本庄からの距離が一番遠い坂戸市在住。

アトリエまでのちょっとした田舎へのドライブがてら、ポーセリンアートを愉しんでくださっています。

栗原さんの追い上げが厳しくて、用意した「カリキュラムレッスン2019」で未体験のカリキュラムは残り1つとなりました。
が…残り1つのカリキュラムは、2019年の作品展に出したコースターの全面貼りとほぼ同じ内容でした。

つまり完全制覇していたんです。

今後は、栗原さんも苦戦するかもしれない「カリキュラムレッスン2020」を頑張っていただきたいと思います(笑)

栗原さんのようにポーセリンアートを頑張ってみたくなった方は、お問い合わせください。

エムラリックへのお問い合わせ&お申込みは、下記のフォームからお願い致します。

エムラリック  本庄アトリエ
埼玉県本庄市児玉町児玉134-1

まずはご相談くださいね。

M-LaRicへのお問合せは以下フォームにご記入ください。 2営業日以内にご連絡させていただきます。

お名前
必須
メールアドレス
必須
お電話番号
お問合せ項目
お問合せ内容
必須